あなたは名刺交換を正しくできますか?
ビジネスシーンでは名刺交換をする場面はたくさんあります
そして名刺交換には様々なルールが存在しています
それにも関わらず、名刺交換の正しいやり方って意外と誰も教えてくれないですよね
今まで名刺交換って何となくしてたけど正しいやり方を知らなかったり、
渡すだけなら大丈夫だけど同時交換する場合や複数人での名刺交換ってどうやるんだろうなど、
会社に所属している以上、名刺交換は避けて通れない道なので、意外と知らない名刺交換のマナーをシュチュエーション別に解説していきます
名刺が持つ意味
名刺は自分自身の顔であり、相手の顔でもあります
「名刺=顔」ということを理解していれば自然と丁寧に扱えるかと思います
名刺交換の基本
目下の人が目上の人に対して先に名刺を差し出すのが基本です
目上、目下と言っても状況によって立ち位置が変わるので気をつけましょう
通常
・地位が高い人が目上
・地位が低い人が目下
訪問する場合
・訪問先が目上
・訪問する側が目下
営業の場合
・発注側(お金を払う側)が目上
・受注側(お金をもらう側)が目下
目下というのは年齢が下という意味ではありませんので注意しましょう
名刺交換の際は必ず立った状態で行います
間違ってもテーブル越しに名刺を渡すなんてことをしてはいけません
1対1の名刺交換の場合
1.名刺入れを手元に準備しておきます
2.名刺入れから名刺を取り出し両手で持ちます
3.名刺入れを座布団のようにして名刺を相手側に向けその上に乗せます
4.名刺には視線を落とさず笑顔で「(社名)の(所属部署)の(名前)と申します」と
会社名、所属部署、氏名を略さずに伝えて相手に渡します
出遅れてしまった場合
名刺交換は目下から名乗るのがマナーですが、もし出遅れてしまったら「申し遅れました」といって自分の名刺を差し出しましょう
相手が名刺を差し出してきた場合は、相手の名刺よりも低い位置で名刺を渡します
相手よりも低い位置で名刺を渡すのは謙虚さを表します
名刺の受け取り方
相手から名刺を受け取る際は「頂戴いたします」と一言添えます
そして両手で受け取り相手の会社名や企業のロゴ、氏名に指がかからないように受け取ります
受け取った名刺はすぐにしまわず、自分の胸の高さより下に下ろさずに持ちます
立っている間は名刺入れの上に持ち、テーブルがある場合は座ったタイミングでテーブルの上に名刺入れを置きその上に相手の名刺を置きます
相手も同時に名刺を出してきた場合
自分が出したタイミングで相手も名刺を出してきた場合、例外的にお互い片手に名刺を持って差し出します
この場合も名刺入れを座布団のようにして持ちます
右手で自分の名刺を持ち、左手で相手の名刺を受け取ります
相手がこちらの名刺を持ったら、空いた右手で相手の名刺に手を添えるように両手で受け取ります
同時交換のシュチュエーションは意外と多いので覚えておきましょう
複数の場合の名刺交換の場合
あらかじめ人数分の名刺を名刺入れの上に取り出しておきます
目上の人から順番に名刺交換をしていくのですが
受け取った名刺は名刺入れの上で重ねないようにします
なので、最初に交換した相手の名刺は、次の相手と交換する前に名刺入れの下などに移動させておきましょう
名刺を並べる場合
席についてテーブルの上に名刺を並べる場合ですが、自分から見て左斜め前に名刺を置きます
前述しましたが1対1の名刺交換の時はテーブルの上には直接置かず、名刺入れの上に相手の名刺を乗せて置きます
複数人の場合は、名刺入れの上には置かず、すべての名刺をテーブルの上に並べます
順番は役職順ではなく相手の座席順に並べるのがわかりやすいです
名刺をしまうタイミング
名刺をしまうタイミングですが、もらってすぐにしまうのは良くありません
相手がまだ名刺を出しているのに先にしまうのは失礼になります
名刺をしまうタイミングは周りの人に合わせましょう
名刺を切らしてしまっていた場合
名刺を切らさないように用意しておくのが当然ですが、万が一切らしてしまった場合は
「申し訳ございません、只今名刺を切らしておりまして」とお詫びをします
そして相手の名刺を受け取る際に口頭で社名と氏名を伝えます
次回会う時には必ず自分から名刺を渡すようにしましょう
名刺交換の際のNG
・テーブル越しに名刺交換をする
・汚れたり、折り目のついている名刺を渡す
・相手の名刺にメモなどを書き込む
・相手の名刺をポケットや財布にしまう
・退室時に名刺を置き忘れる
絶対にやってはいけない行為なので、もしやってしまっていたという方はすぐにやめましょう
まとめ
長くなってしまいましたが、正しい名刺交換のマナーを解説してみました
正しいやり方を知らなかった、何気なくやっていたけどNGな行動をしていた…など
名刺交換のルールは覚えるのが大変で、最初はぎこちないかもしれませんが、場数を踏めば誰でも自然にできるようになります
今からでも遅くないので、正しい名刺交換の仕方を身につけて自分自身をスキルアップさせましょう