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多様性は「受け入れる」のでなく「認める」だけでいい

「多様性」の意味を考える

昨今、多様性について目にする機会が増えてきました

多様性は英語でダイバーシティといい、その意味についてはなんとなく知っているけど詳しくは知らない、なんか難しそう、そんなイメージのある多様性について深掘りしてみようと思います

多様性とは?

多様性とは単純に「みんな異なる」というだけではありません

ある集団の中で、年齢・性別・人種・経歴・趣味嗜好など、様々な異なる人が存在している状態で、その個性が認められるという考え方です

さらに、多様性には2種類あり、生まれ持って変えようのないものを「表層的ダイバーシティ、見た目では判断するのが難しい「深層的ダイバーシティ」が存在しています

 

・年齢
・性別
・人種
・国籍
・民族指向
・障害の有無
性自認性的指向

 

・価値観
・宗教
・学歴
・職務経験
・教育
・嗜好
第一言語
表層的ダイバーシティの違いで、深層的ダイバーシティが生まれる要因になっているとも考えられます

 

日本で多様性を語る時はマイノリティにスポットが当たりすぎている

日本で多様性に触れる時、なぜか「女性」「障害を持つ人」「LGBTQ」といった人達が話題になることが多い印象を受けます

一般的に社会的弱者と呼ばれてしまう人にスポットが当たりがちですが、

「性の多様性」「働き方やキャリアの多様性」「食の多様性」など様々な多様性があります

マイノリティだけに目を向けるのではなく、多様性というものを考える時は、誰もが関係するということを忘れてはいけません

 

多様性に関する問題はなぜ起こるのか

人は時として他人との違いを受け入れることが出来ず、排除しようとしてしまうことがあります

それは知識がないばかりに偏見が起こり、自分と明らかに違う人達を遠ざけようとしてしまうことが原因になっている場合があります

正しい知識を得ることで他人を必要以上に遠ざけることがなくなれば、一人一人が生きやすい世の中になるはずです

 

多様性は無理に受け入れなくてもいい

個人的には多様性は無理に受け入れる必要はないと思っています

多様性を語る上でなぜか「受け入れること」とセットで語られることが多いのですが、

多様性は「受け入れる」のではなく「そこにあることを認める」という考え方でOKです

自分の考えを押さえつけてまで相手を受け入れるのではなく、自分はこういう考えだけど、この人はこんな風に考えるんだな、色んな人がいるんだな、こういった認識で十分です

いきなり「受け入れましょう」と言われても抵抗がある人も多いと思います

なぜ受け入れるのに抵抗があるのかといえば、受け入れるというのは自分の内側、いわゆるパーソナルスペースに入れることだと考えるからです

でも「そこにあることを認める」という考え方は「自分のパーソナルスペースの【外側】に存在している」という認識になるので、受け入れることよりもぐっとハードルは下がるはずです

 

まとめ

多様性は「受け入れる」のではなく「認める」という認識で大丈夫です

相手を尊重して自分も尊重する、多様性を考える時には自分もその中に入っているということを覚えておきましょう