【メラビアンの法則】人は見た目が9割の本当の意味

人は見た目が9割の本当の意味を答えられますか?

書店に並ぶ本のタイトルで「人は〇〇が9割」「9割は〇〇で決まる」といったような「9割」がタイトルにつく書籍はなんと800以上もあるそうです

そんな9割本の元祖とも言われる『人は見た目が9割』という本をご存知でしょうか

今回はこの本のタイトルの意味を勘違いしている方がとても多いので、『人は見た目が9割』の本当の意味をご紹介していきたいと思います

元祖9割本『人は見た目が9割』

2005年発売、竹内一郎/著『人は見た目が9割』という100万部を超えるベストセラー本があります

この本のタイトルをパッと見て「人は見た目で判断するから、綺麗な人や格好いい人が得」「身だしなみを整えて清潔感のある格好をしておけば良い評価が得られるってことでしょ」と思うのは、読んでいない人からしたら自然な感想かと思います

しかし、この「見た目」というのをタイトル通りそのまま受け取ってしまうのは間違いなのです

この本のタイトルの見た目というのは「見た目=外見」のことではなく視覚情報や聴覚情報のことを指すのです

人が相手を判断する時、この視覚情報と聴覚情報の非言語的コミュニケーションと呼ばれるものが基準になるため『人は見た目が9割』と言ったタイトルになっているのです

 

メラビアンの法則

メラビアンの法則とはアメリカの心理学者アルバート・メラビアンが提唱した法則です

人と人とがコミュニケーションを図るとき、3つの異なる情報が提示されると、人はその中の何の情報を重要視しているのかという心理実験があります

3つの異なる情報とは下記の3点

①話の内容(言語情報)

②声のトーン(聴覚情報)

③ボディランゲージ(視覚情報)

結果は以下の通りです

①話の内容(言語情報)・・・7%

②声のトーン(聴覚情報)・・・38%

③ボディランゲージ(視覚情報)・・・55%

この実験のポイントは②と③の非言語情報が、①の言語情報と一致していない時に、①の言語情報が与える影響が7%しかない、という点です

簡単に言ってしまえば、怒った顔をしながら「上手にできたね」と褒めても、相手は褒められたと感じるよりも、声のトーンや表情から「相手は怒っているんだな」と判断するということです

この実験結果の数字から、メラビアンの法則は「7-38-55ルール」と呼ばれたりもします

また「言語(Verbal)」「聴覚(Vocal)」「視覚(Visual)」のそれぞれの英語の頭文字をとって「3V」の法則」と呼ばれることもあります

 

言語情報とは

言語情報とは話の内容をはじめ、言葉が持つ意味などが当てはまります

メールなどでコミュニケーションを図る場合、相手には言語情報のみで聴覚情報や視覚情報といった他の情報がないため、こちらの思っている内容が上手く伝わらないケースが存在します

 

聴覚情報とは

聴覚情報とは、声の大きさやトーン、話すスピードや口調などが当てはまります

話の内容もですが、明るい印象を受けるのか怒った印象を受けるのか、相手の感情がわかりやすい情報です

電話など、顔の見えない場合はほぼ聴覚から情報を得ることになりますので、対面でコミュニケーションを取る場合よりも声のトーンや話すスピードなどに気を付けるようにします

 

視覚情報とは

視覚情報とは相手の表情やジェスチャーなど、相手の動きが当てはまります

非言語コミュニケーションとも呼ばれ、言葉では表現しにくい部分を伝えるのに有効な手段です

メラビアンの法則ではこの視覚情報が相手に与える影響は大きいので、前述したように怒った顔をしながら「上手にできたね」と褒めても、相手は褒められたと感じるよりも、声のトーンや表情から「相手は怒っているんだな」と判断するということです

 

非言語コミュニケーションに気を付けて接するのがポイント

非言語コミュニケーションとは、聴覚情報と視覚情報などの、言語を使用しないコミュニケーションのことを指します

 言語情報・・・言語コミュニケーション
 聴覚情報と視覚情報・・・非言語コミュニケーション

人は対面でコミュニケーションを図るとき、相手から得られる言語情報に基づく言語コミュニケーションと、聴覚情報と視覚情報に基づく非言語コミュニケーションから相手を判断し接しています

そして、それぞれの情報が一致しない時、人は相手が言った言葉の内容よりも、ボディランゲージや耳から入る情報を優先させるため、これを一致させることで伝わらないということが起こりにくくなります

 

まとめ

難しい話になってしまいましたが、簡単に言うと、目や耳から入る情報が一致しないと誤解が生まれやすいので、嬉しいときには笑顔で嬉しいと伝える、怒っている時は怒った表情で怒っていることを伝える、そうすると相手にはそのまま伝わるということです

相手に与える情報を一致させることで誤解を生むことなく、スムーズにコミュニケーションを取ることが出来るので、その点に注意しながら相手と接するようにしましょう