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間違えやすい敬語13選【上司・取引先編】

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その敬語、間違っていませんか?

ビジネスシーンや就職活動などで敬語を使う機会は多いと思いますが

普段何気なく使っている敬語は本当に正しい敬語でしょうか

 今回は同僚や後輩などに使うには問題ありませんが、上司や取引先に使うと失礼になってしまう表現をご紹介します

1.了解しました

これはとても多い間違いで、正しくは「承知しました」または「かしこまりました」です

「了解」という言葉はが目上の人が目下の人に対して使う言葉なので注意しましょう

 

2.すみません

謝罪する場面で「本当にすみません」という表現がよく使われていますが、「申し訳ございません」または「申し訳ありません」が適切です

クッション言葉として「すみませんが、」などと用いる分には問題ありません

 

3.ご苦労様です

「ご苦労様」は上司が部下に対して使う労いの言葉です

上司に対しては「ご苦労様です」ではなく「お疲れさまです」を使うようにましましょう

 

4.お世話様です

「お世話様です」は「ご苦労様です」と同じように目上の人に対して使う言葉ではありません

「いつもお世話になっております」と表現しましょう

 

5.ご一緒します

「ご一緒」という言葉は同僚や対等な関係で使います

目上の人から誘われた時は「ご一緒させていただきます」または「お供させていただきます」が正しい表現です

 

6.○○させていただきます

「○○させていただきます」の正しい使い方は「○○いたします」です

相手の許可を受ける必要がない場合は使用する必要がありません

 「させていただきます」という表現をする場合は

・相手、または第三者の許可を得ているかどうか

・自分が恩恵を受けるという事実や気持ちがある場合

この2つの条件を満たす場合に使用するのが正しい使い方になります

「させていただきます」という表現は使い方が難しいため、文化庁が敬語の指針を出しています 

 

7.どちら様でしょうか

「様」がついているので一見丁寧に感じますが、これはビジネス的にNGです

「お名前をお伺いしてもよろしいでしょうか」「お名前をお聞かせいただけますでしょうか」と言い換えましょう

相手に名前を尋ねる時は「失礼ですが」と前置きするとより丁寧な印象を与えることができます

 

8.なるほどですね

商談中などに「なるほどですね」と相槌を打っている場面を見かけますが、「なるほど、そうですね」の省略形で「なるほど」という言葉自体が目下の人に対して使う言葉なので、「おっしゃる通りです」「ごもっともです」と言い換えましょう

 

9.お座りください

「お座りください」自体が間違った表現ではありませんが、ビジネスシーンでは「お掛けください」と表現するのが適切です

 

10.私には役不足です

役不足」という言葉の本来の意味は「与えられた役割や役目に不満を抱くこと」です

自分には大役すぎる、能力が足りないという意味で使いたいのなら「私には力不足です」と言いましょう

 

11.よろしかったでしょうか

丁寧な感じがするので使ってしまいがちですが、正しいのは「よろしいでしょうか」です

「よろしいでしょうか」は相手の意志を確認したり、同意を得る時に使う敬語です「いいですか」「構いませんか」と同じ意味になります

「よろしかったでしょうか」は「よろしい」の過去形で、過去の出来事に対して確認する意味としては間違いではありません

しかし、それ以外の場合で使ってしまうと間違い敬語になってしまいますので注意しましょう

 

12.伺わせていただきます

 「伺わせていただきます」は二重敬語になるため、「伺います」が正しい表現です

同じように「伺わせていただきたく存じます」も二重敬語ですので気をつけましょう

 

13.○○してください

 「○○してください」と言い切ってしまうと、どうしても命令口調に聞こえてしてしまいます

人に何かをお願いする場合は「○○していただけますか」と相手の意向を尋ねる形にすることで、より丁寧な印象を与えることが出来ます

 

まとめ

知らず知らずのうちに使ってしまっていた言葉はありませんでしたか

ビジネスの場において言葉遣いというのはとても重要なので、ぜひ参考にしてみてください