知らず知らずのうちにバイト敬語を使っていませんか?
自分は学生の頃からバイトをしていたし、年上の人たちと働いていたから、社会に出てからも大丈夫!そう思っているのならちょっと危険かもしれません
バイト時代にで身に付いてしまった「バイト敬語」を社会人になってからも使っていませんか?
バイトの時は良くても社会人になってからも使ってしまっているのであれば直しましょう
バイト敬語とは?
バイト敬語とは、ファストフード店や飲食店、コンビニなど、アルバイト店員が多数を占める業界でみられる独特の言葉遣いのことです
バイト敬語は一見丁寧に聞こえる言い回しなので、社会人になってもそのまま使っている人もいますが、社会に出たからには正しい敬語を身につけましょう
「了解しました」
誤)了解しました
正)承知しました
何かをお願いされた時などに「了解しました」と返事をしていませんか?
何気なく使っている方も多いかと思いますが「了解」という言葉は目上の人が目下の人に向けて使う言葉なので
上司や取引先、お客様に使うと失礼にあたりますので「承知しました」または「かしこまりました」と言うようにしましょう
「~からお預かりします」
誤)1万円からお預かりします
正)1万円をお預かりします
こちらもかなり頻繁に使われているバイト敬語ですよね
意味合いとしては「1万円をお預かりし、その中から代金の1,000円をいただきます」 というものが略されたり、混同された結果「1万円からお預かりします」という言い回しになっているのです
「1万円をお預かりします」お釣りを渡すときは「お釣りは9,000円でございます」と言うのが適切です
「~になります」
誤)コーヒーになります
正)コーヒーでございます
「~になります」という言葉は、一般的に「○○が△△になる」という変化の意味合いを持つ言葉です
変化しない対象のものには使わないので注意しましょう
「~のほう」
誤)メニューのほうお持ちしました
正)メニューをお持ちしました
「~ほう」というのは方向などを示す時や、複数の中から1つのものを選ぶ時に使う言葉です
比較する対象がない場合は「ほう」という表現は必要ありません
「よろしかったでしょうか」
誤)ご注文、以上でよろしかったでしょうか
正) ご注文、以上でよろしいですか
確認する場合に使用されるバイト敬語ですね
「よろしかった」は「よろしい」の過去形です
今注文したものを確認する場合は過去形にする必要はないので「よろしいですか」で問題ありません
前に聞いたことを確認する時は「よろしかったでしょうか」と使い分けましょう
敬語に関しては過去にも記事を書いていますので、よろしければご覧ください
まとめ
言葉遣いひとつで得をすることもあれば損をしてしまうこともあります
普段何気なく使っている言葉というのは無意識に使っている場合がほとんどです
いきなり直すのは難しいかもしれませんが、綺麗な言葉遣いが出来ると品格があがり、相手に与える印象も良くなります
普段から使うものだからこそ、少しだけ意識して「言葉」と向き合ってみてください