仕事をサボるのは悪いことではない
新入社員や部署が変わったばかりの時など、慣れない環境に身を置くとついつい気合いが入って頑張りすぎてしまうことがあるかと思います
それが続くと次第にストレスが溜まって心身ともに疲れてしまいますよね
私が16年間、営業の仕事をしてきてわかったのは、優秀な人ほど上手にサボっているという事実でした
サボるというと良いイメージを持たれないかもしれませんが、言い方を変えれば「仕事にメリハリがきいている」ということです
手を抜くポイントを押さえると仕事の効率もUPし、精神的にとても楽になるので、今回は上手な仕事のサボり方をご紹介します
仕事を上手にサボる人の特徴
・重要な仕事の時は全力で取り組む
・スケジュールに余力を持たせている
・仕事には終わりがないことを知っている
・余計なことはしない
ポイントをあげてみました、それぞれ深堀していきます
☑重要な仕事は全力で取り組む
優秀な人は重要な仕事で成果を出しているという事実があります
裏を返せばあまり重要でない案件はそこそこで十分だとわかっているので
仕事をするうえで重要な案件にかける時間配分が多く、結果を出しやすい環境を自ら整えているのです
☑スケジュールに余力を持たせている
スケジュールを立てる時、ぎゅうぎゅうに仕事を詰め込んでいる人を見かけることがあります
しかし、これは絶対にやってはいけないNG行為です
なぜなら、何かイレギュラーなことが発生した時、すぐに対応が出来ないからです
予定を詰め込んでしまっていると、ひとつ予定をずらそうとすると、すべての予定が狂ってきてしまいます
スケジュールに余力を持たせることで、心にもゆとりを持たせることができます
☑仕事には終わりがないことを知っている
大前提として仕事には終わりがありません、会社に所属している以上これは避けては通れません
ひとつ終わっても、次から次へと仕事は入ってきます
今取り組んでいる仕事が片付いたとわかると、新たな仕事が入ってくるので
余計な仕事を入れられないように、今やっている仕事の進捗状況の報告を調整している人もいるくらいです
☑余計なことはしない
仕事をする上で「余計なことはしない」というスタンスはとても大切です
これはとても重要なポイントなのですが、知らず知らずのうちにしてしまっている人がとても多いので気を付けてください
「余計なこと=自分がやらなくてもいいこと」 言い換えれば「他の人がやっても問題ないこと」です
誰かに任せても問題ないようなことは手の空いている人に任せて、自分にしかできない事に時間を使いましょう
仕事をサボるのが下手な人の特徴
・常に全力投球
・なんでも引き受けてしまう
・出来ないことをハッキリ言わない
こちらもポイントをあげてみました、それぞれ深堀していきます
☑常に全力
全力なのは悪いことではありませんが、
常に全力である必要はないということを覚えておきましょう
力を抜けるところは抜いておかないと、肝心な時にスタミナ切れを起こしてしまうので、仕事のペース配分を一度見直してみましょう
☑なんでも引き受けてしまう
人から頼まれると断れず、なんでも引き受けてしまう人がいますが
それを続けていると「都合のいい人」だと思われてしまうので注意が必要です
そんな事ばかり繰り返していると、本来自分が取り組まなくてはいけないことが疎かになってしまい本末転倒です
☑出来ないことをハッキリ言わない
出来ないことをハッキリ断ることは、自分自身の為でもあり周りの為でもあります
出来ない事を断るのは悪いことではありません
断る時は「なぜできないのか」きちんと理由も一緒に伝えて断りましょう
休憩はこまめに取るのがおすすめ
人の集中力の持続時間には「15・45・90分の法則」が存在しており
深い集中力を持続させられるのは15分程度と短いのをご存知でしょうか
45分という時間は、学校の授業にも取り入れられているように、子どもが集中できる最大の時間です
90分という時間は、大学の授業などが例にあげられますが、大人が集中できる最大の時間です
このことからも、だらだらと長い時間をかけて物事に取り組むよりも
休憩をはさんで頭や体をリフレッシュさせてから再び作業をする方が効率的と言えます
「忙しいから休憩は取らない」のではなく、忙しい時ほどこまめに休憩をはさんでみてください
まとめ
上手に仕事をサボれるようになると、仕事の辛さが軽減されます
責任感が強いのは良いことですが、1日の内で長い時間を費やすからこそサボり方を覚えておくと気持ちが楽になります
仕事のスタイルに余裕がある人は上手く手を抜きながら仕事に取り組んでいる人が多いので、一度その人のことをこっそり観察して参考にしてみるのもおすすめです